「一生懸命」はデキる社会人に必須じゃない

定時に現れ、定時に帰る。夜は遊びの予定でみっちり。年に数回は海外に行く。うちの会社には、そんな営業のお姉さんがいます。
「適度に仕事して、思いっきり遊ぶってのも素敵な生き方だな〜。でも私は仕事で充実したいから、毎日必死に頑張る〜♪」
そんな私の、ここ1ヶ月の平均睡眠時間は3時間。でもね、今日、その生活を改めようと思いました。だって、お姉さんは営業成績トップ!ってことが今日判明したのです。
「ほんとに!?」
よくよくおねえさんを観察したら、それも納得なんですよ。
・商談にはスーツで行かない→女の子の私服…会社のおじさん達はそれだけでにんまりですわな〜。
・基本的に人が好き→天から与えられた営業向きの素質
・さばさばしているが優しい→このバランスが絶妙なんです、この人!気軽に楽しく会話できる雰囲気を持っています
 電話も冷たい声で出て、自分のお客様だと分かると、一気に親しみやすい話し方になる。お客様は、自分だけには親しみを感じているのかな?って一種の優越感持ってしまいますよね。

ビジネス書を読むと、みんな一様に、人より必死に働きなさいと言う。一生懸命を求められる。だから私もそうしていたのに。現実には、お姉様がいる。「一生懸命」は必須じゃない。
おそらく、ビジネス書には、本当に仕事が出来るようになるコツ、というものは書いていないですよ。どれ読んでも、みんな似てますもの、言ってることが。でも、仕事を成功させるポイントは、間違いなく、人によって違うはずです。それぞれに長所、短所、雰囲気、嗜好等々、違うモノをもっているのに、一様な方法で成功するはずがないですよ。筆者が書いたモノを丸飲みにしたら、なんだかお下がりを着ているような違和感があるはずです。
ただ、一生懸命やる打ちに、自分の成功パターンに気づく、それは間違いなさそうです。だから、頑張りなさい。それで「一生懸命」やることを勧める諸先輩方が多いのでしょう。

既に成功パターンを肌でわかってしまった姉様は、一生懸命する必要なし!これからも海外旅行を楽しみながら、適度に、営業成績トップでいてください。