キャリア転換を成功させるコミュニケーション術(@ハーバードビジネスレビュー11月号)

【著者】ハーミニア・イバーラ、ケント・ラインバック
サブタイトルが『What's Your Storyー共感を生み出す「自分史」を語れ』。転職や起業などの人生の転換期に、どうやって自分に自信をつけるか?それは、一貫性のあるストーリーを語ることなのだそうです。事実の羅列ではない、自らの肉体と精神が紡ぎ出す「物語」。そのコツは、一貫性を持たせること。これが、地面となって、ストーリー(自分の経歴)が地に足をついたものになるというのです。
ストーリーの主人公は、必ず、何らかの転機が訪れて、ドラマが始まる。ほんと、この例えは絶妙ですね。自らが主人公となって、魅力のあるキャリアを紡ぐには、転機が必ず必要なんです。そう考えると、とても勇気が出る。この転機をどう面白い、魅力のあるストーリーの一部に仕立てていくか。そんな風に、今、自分が立っているところから、キャリアプランを考えていくなんて、すごくわくわくしませんか?逆境をサクセスの第一歩とするヒントがここにある気がしました。
語ること、書くことは、言葉にする作業。言葉にする、とは、あいまいな感情や状態を、社会の型に当てはめていく作業。まず、自分の感情、状態をピタっと当てはまる言葉を見つけるまで、きっと、語り(書き)続けることが重要なのでしょう。でないと、自分も、他人も、納得がいかない。キャリアチェンジをして、まだ自信が持てない人は、「自分が主人公のストーリーを描く」そんな発想で、周りの人に語ったり、手帳に走り書きすることからはじめてみてはいかが?
さて、私のストーリーは?